物価の高騰に続き、昨今は野菜の高騰も止まりません。
安い野菜を運良く購入出来ても、たくさん買いすぎて使いきれずに捨ててしまうこともありますよね。
友人と野菜について世間話をしていた時、私が「野菜は冷凍すれば無駄にならないし時短にもなるからいいよ」と話した所、友人にとっては目からうろこな話だったそうです。
野菜を下処理し、アイラップに入れて袋の口を結んで保存するだけ。
今回は、野菜を冷凍しておくメリットや、おすすめの野菜冷凍ストックについて、詳しく紹介していきたいと思います。
冷凍を冷凍すると節約になる?メリットは?
購入した野菜は、皮をむいて切ってから冷凍しておきます。
メリットがたくさんあるので、1つずつ解説していきますね。
①使いたい分だけパキっと割って使える
野菜は皮を剥いて使いやすいように切って平らにして冷凍しておくと、使いたい分だけパキっと割って料理に使うことができます。
例えば、料理の彩りや炒飯、味噌汁の具などに少量使いたい時。
生の野菜を取り出して都度切るよりも、冷凍野菜を使いたい分だけ取り出せるのは料理がかなり時短になりますし、自炊のハードルがぐっと下がります。
自炊のハードルが下がるとコンビニ弁当や総菜に頼ることが少なくなり、結果節約に繋がっています。
②長期保存が可能
野菜が安い時に大量に買っても、使いきれないと痛めてしまうことがありますが、冷凍しておけば長期保存も可能です。
高い野菜を買う機会が少なくなり、家計が大助かり。
形が悪いニンジンなどが安くなっていることはありませんか?
普通に使っていたらとてもじゃないけれど使いきれない量でも、切ってしまえばかさも減り、使いたい分だけ少しずつ長く使えるので便利です。
③下準備の手間が一気にできる
野菜の下処理…と聞いて面倒に思うかもしれません。
けれども、1度試しにやってみると実感すると思いますが、料理の度に野菜を切っている方がよほど手間に感じるようになると思います。
私は、料理の時に野菜を多めに切っておき、余った分を冷凍ストックとしてとっておく方法も併用しています。
次に料理したい時に時短になるし、余った野菜を傷めずに済むためです。
④基本解凍不要
冷凍野菜は解凍せずにそのまま鍋やフライパンに入れて調理OK。
調理の熱であっという間に解凍されます。
ただし、大根おろしや茹でほうれん草は、電子レンジ解凍が必要です。
⑤栄養価が高くなる
ニラときのこ類は冷凍すると栄養価がアップするらしいです。
生で使うより体にいいので、ぜひ活用してみてください。
節約向きの冷凍野菜①大根
冬に旬の大根ですが、大きさがあり野菜室を圧迫してしまいがち。
使いきれずにしなしなになることはありませんか?
大根はいちょう切りや短冊切りにして煮物や味噌汁にできますし、輪切りにしておでんに使うこともできます。
すりおろして冷凍したものは、電子レンジ解凍で使うこともできて万能です。
大根は生のまま使うと火が通るまでに時間がかかりますが、一度冷凍すると繊維が壊れ、火も味も染みやすくなるのでかなりの時短料理ができます。
節約向きの冷凍野菜②人参
普段は3本で198円ほどの人参ですが、形が不揃いで安く売っている時は買い時です。
好みの切り方でも構いませんが、私は千切りにしておいて、オムライスや炒飯、味噌汁、ナポリタンを作る時に、少量ずつ取り出して使います。
人参は、乱切りにして冷凍すると固くなり食感が悪くなります。
カレーや肉じゃが用には向かないので、気を付けてください。
節約向きの冷凍野菜③ピーマン
料理の彩りが欲しい時に大活躍します。
私は安い時に2袋ほど購入し、一気に千切りにして冷凍します。
オムライス、炒飯、ナポリタンに少量使える他、チンジャオロースなどにも冷凍のまま使えます。
あと1品欲しいなという時は電子レンジ調理で無限ピーマンを作ると、食卓に彩りも出るし美味しく食べられます。
節約向きの冷凍野菜④ねぎ
ねぎは、痛みやすい青い所は切り落として冷凍。豚の角煮や炊き込みご飯に使っています。
白い所は斜め切りにして、お鍋をする時に入れています。
私はねぎの小口切がヘタなので、100円であらかじめ切ってあるものを買ってくることもあります。
自分で切るよりよっぽど美味しい!
ねぎは冷凍してもパラパラしているので、使いたい分だけ味噌汁や麺類に入れたり、お弁当の卵焼きを作る時に入れたりすることもあります。
節約向きの冷凍野菜⑤もやし
節約食材の王道もやしも、冷凍保存ができます。
もやしはなんと下処理がいりません。
買ってきた袋のまま冷凍し、使う分だけパキっと折って使用できます。
あと一品欲しい時のナムルや味噌汁、スープにもなりますし、お鍋や味が付いているお肉に混ぜてかさ増しなんてこともできるので、常に冷凍庫にストックしてあります。
節約向きの冷凍野菜⑥ほうれん草
特売のほうれん草って、葉っぱの先がすでに痛んでることがありませんか。
なので、買って来たらすぐに冷凍するようにしています。
ほうれん草は洗ってざく切りにし、そのまま冷凍。
使う時に茹でたり、炒め物やお鍋に入れたりしています。
ですが、茹でて下処理をしてから冷凍する方法もあるようです。
茹でた方がかさも減りますし、おひたしなどがすぐに作れるので便利。
どちらでも、自分に合った方法を選択すると良いと思います。
節約向きの冷凍野菜⑦ニラ
ニラのレシピを見ると、1/2束だけ使用ってことはありませんか?
無理に全量使ってしまうと、ニラだらけ料理になることも。
1束一気に切っておいて半分を冷凍しておけば、次に調理する時に切る手間が省けます。
ニラは冷凍した方が栄養価もアップする食材です。
少しシナっとしてしまいますが、火を通して調理してしまえば味は同じ。
ニラ玉やレバニラなどが手軽に作れて便利です。
節約向きの冷凍野菜⑧玉ねぎ
玉ねぎは痛みにくい野菜なので、あえて冷凍しておく必要はありません。
もし、玉ねぎを1/2だけ使って半分ラップをして残すくらいなら、1個丸々切っておけば、痛まないし後々楽かなくらいの気持ちでたまにストックを作っています。
オムライス、炒飯、ナポリタン、味噌汁やスープを作る時の時短になります。
節約向きの冷凍野菜⑨きのこ
きのこも、冷凍すると栄養価がアップする食材です。
私は、しめじ、まいたけ、えのきなどその時に安いキノコを大量に購入します。
各種類をちょっぴりずつアイラップに入れていき、多種類のキノコをまぜた状態のキノコストックをいくつか作って冷凍しています。
しいたけは軸を取り、十字の切れ目を入れて冷凍庫へ。
鍋の時やキノコスープ、炒め物などを作る時に1セットそのまま入れると、色々なキノコを混ぜて味わうことができておすすめです。
キノコを食べることは菌活とも言われ、健康にもいいですよね。
毎日継続してキノコを取り入れたい方にもおすすめです。
節約向きの冷凍野菜⑩ブロッコリー
ブロッコリーを1株茹でると、余ってしまうことはありませんか。
ブロッコリーは1株を一気に茹で、サラダやお弁当などに必要分だけ使います。
余ったブロッコリーは冷凍庫へ。
ブロッコリーは茹でて冷凍するとべちゃっとしてしまうのでサラダには使いにくいですが、シチューやグラタンの彩りを出したい時にとても便利です。
節約向きの冷凍野菜⑪トマト
夏のトマトが安い時期、1箱24個入りのトマトを1000円で購入していました。
けれども24個ものトマトって、消費する前に熟してきちゃってなかなか食べきれませんでした。
悪くなる前に小さめにカットし、ジップロックに入れて冷凍保存。
トマト缶の代わりとして活用できます。
家庭菜園でトマトを大量に作っていた実家の母から聞いた方法です。
冷凍野菜を活用して賢く節約&時短
以上が、私が活用している冷凍野菜です。
あえて大量に購入して下処理するものもありますが、料理のついでに余った分を冷凍ストックしておく程度でも、結構役に立ちます。
ぜひ活用してみてくださいね。